以前にもご案内の通り、10月1日以降に満期を迎える個人向けの自動車保険に、新たな等級制度が導入されます。事故を起こした人に対し、より保険料負担が重くなる仕組みで、大手の損害保険会社の多くが採用する予定です。改定の大きな柱は2つ。一つ目は、7等級以上の事故を起こした契約者と、無事故の契約者の割引率に差をつけます。事故を起こした後、「事故有」の割引率が3年間適用されます。例えば、最高位の20等級で年間保険料5万円のドライバーが事故を起こした場合、次回の契約更新時に17等級に引き下げられ、保険料は8万3790円と従来制度(5万8110円)よりも約4割高くなります。その後、無事故が続けば等級は上がっていきますが、割引率は無事故契約者より低く設定されます。3年後に等級も料金体系も元の20等級で保険料5万円に戻る仕組みです。
もう一つは、これまで火災や盗難、飛び石、落書きなどは「等級据え置き事故」として等級が下がらなかったのが、新制度では1等級下がる仕組みが導入されます。1年間「事故有」の割引率や割増率が適用されます。
いずれにせよ、事故は起こしたくないですし、遭いたくないものです。
しかし、万一のための「保険」であります。
10月以降の契約手続きに関しましては、契約先の保険会社または代理店等に良くご相談下さい。
「去年と同じで...」は簡単ですが、痛い思いをされることのないように...
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